AIによる嗅覚刺激時の胃電図の分類

 香りを嗅ぐと私たちの体内では、さまざまな反応を生じることが知られています。近年、生体計測によりこの反応を測定することで、香りを評価することが試みられています。我々は生体計測の中でも自律神経の影響を受ける胃電図に着目し、香りの評価への活用を検討しています。
 今回、無臭サンプルおよびラベンダー香料を嗅ぎながら測定した胃電図の特徴量は、AI(サポートベクターマシン)により高い正答率で分類できることが示されました。したがって、嗅覚刺激は胃電図の特徴量に影響を及ぼすと考えられることから、胃電図の香りの評価法としての新たな可能性が示唆されました。なお、本研究は福井大学 高田宗樹教授との共同研究により行われました。
 本研究成果は、論文名「Study on the Classification of Electrogastrograms Using Artificial Intelligence Analysis in Frequency Space」として、Forma. 2023, vol. 38, issue 1, p. 25-28[1]に掲載されました。

1. https://doi.org/10.55653/forma.2023.001.004