Effect of olfactory stimulation with vanilla odor on degree of electrical activity to control gastrointestinal motility

 香りを嗅ぐと私たちの体内では、さまざまな変化を生じることが知られています。近年、生体計測によりこの変化を測定することで、香りを評価することが試みられています。我々は香りの中でもフレーバー(食品用香料)を評価したいと考え、生体計測として食欲や消化活動に関連のある胃を測定する胃電図を選択し、香りの評価への活用を検討しています。
 今回、バニラ香料を嗅ぎながら胃電図を測定したところ、バニラ香料の香気強度と胃電図に相関性が見出され、香りの評価法として活用できることが新たに示唆されました。なお、本研究は福井大学 高田宗樹教授との共同研究により行いました。
 本研究成果は、HCI International 2021において「Effect of olfactory stimulation with vanilla odor on degree of electrical activity to control gastrointestinal motility」の演題にてオンライン発表を致しました。