フレーバーの開発において飲料を飲み込んだ際の鼻に抜ける香気 (=レトロネーザルアロマ) は重要な要素の1つとなっております。本研究では、このレトロネーザルアロマを再現可能な装置を開発し、形態の異なるレモン飲料 (糖酸飲料、炭酸飲料、チューハイ) の香気分析を行うことで、オルソネーザルアロマとの違いやそれぞれのフレーバーリリース特性を明らかにしました。
なお、本研究成果は、日本食品科学工学会第64回大会(2017年)において「新規レトロネーザルアロマ再現装置の開発とレモン風味飲料のフレーバーリリース特性」の演題にて口頭発表およびポスター発表を行いました。