第56回香料・テルペンおよび精油化学に関する討論会において
「メチル分岐を有するウンデカナールの香気特性」を発表いたしました。

本研究では高級脂肪族アルデヒド類にメチル基を導入した際のメチル基の位置と香気との相関に興味を持ち、メチル基がα位からω-1位まで移動した際、香りの特徴の変化について検討を行いました。

検討の対象として、報告例が少ないメチル分岐を有するウンデカナールを選定し、各種メチルウンデカナールを合成して香りの変化を調べました。その結果、メチル基の位置によって香りの特徴が変化することを確認しました。

なお、本研究成果は、第56回香料・テルペンおよび精油化学に関する討論会(2012年)において「メチル分岐を有するウンデカナールの香気特性」の演題にて口頭発表いたしました。

また、本発表内容については、特許を取得しております(特許第6084105号)。